スネフェル王の屈折ピラミッドの河岸神殿の石灰岩製のレリーフは、現在、ギザの遺物収蔵庫に保管されており、今後GEMで展示される予定です。私たちのプロジェクトの目的の一つにこの石灰岩製レリーフの移送の計画策定が含まれます。
2月9日、応急処置と移送梱包の監督者であるアイーサ・ジダン氏とアブデルガニー氏が、移送チームの正田専門家と徳田専門家とともにレリーフの現状を確認しに行きました。遺物に関する情報を交換したのち、移送計画を策定します。計画は、安全かつスムーズな移送を保証するため、正確な計算に基づいて作られたひとつ一つの手順や、それに必要な道具類も含みます。策定した計画は、GEM-CCのスタッフによって、予定された移送期間で実施されることになります。