壁画チームの日本人メンバー・増田久美専門家が2月11日にエジプトに到着し、保存修復計画を確定させ、状態確認を行うためエジプト人チームと打合せを開始しました。

壁画チームは対象遺物のエジプト考古学博物館での作業を継続し、展示ケースを開ける作業には、エジプト考古学博物館の学芸員であるラニア氏、館長のサバ―氏、保存修復部長であるモーメン氏と博物館の協力を得て行いました。また、修復家らだけでなく、チーム間のコミュニケーションを補助してくれた通訳のアファーフ氏の協力が欠かせませんでした。

同チームは、最初の処置計画において基礎となる現在の状態を把握するため、詳細な視覚的検査を行いました。チームからは、作業を続けられるという興奮と今後の作業に対する期待がひしひしと伝わってきました。

 

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