今年4月にツタンカーメン王の第3の儀礼用ベッドがGEMに移送されました。木製品チームは修復計画に入る前にベッドのドキュメンテーションと分析を始めました。
はじめに、ベッドに修復跡がないかどうかUV(紫外線)フィルターやIR(赤外線)といった異なるフィルターや光源を用いて同定しました。次にベッドの3Dスキャンを実施しました。この作業は通常、文化財の状態が移送前後で変化していないかどうか確認するために行われます。他にも高倍率で拡大できるデジタルマイクロスコープを用いベッドの表面を観察・調査しました。