日本人専門家の紹介


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<長期専門家>

鈴木秀幸 (チーフ・アドバイザー)

2011年8月18日

指導科目:チーフ・アドバイザー
専門(関心)分野:技術移転、遺跡保存
学歴・経験:新潟大学工学部応用化学科(1976年)、英国サセックス大学科学政策研究所修士(1990年)、四国化研開発研究所(1976年)、青年海外協力隊(ケニア)(1978)、JICA(1980年)在外駐在(タンザニア、スリランカ、ヨルダン(イラク))、緊急援助活動(イラン(クルド難民)、インドネシア(火山噴火)、トルコ(地震)、福島(津波、原発)2011年8月から現職。
メッセージ:私の関心事項は、考古学分野における技術移転、キャパシティーデベロップメントです。どのような組織も成長過程で、他組織から新技術や新知識を習得していきますが、効果的に技術を吸収し、改善することができた組織は、発展していきます。日本も明治維新以後、他国の技術を吸収し発展してきました。そのような自国の経験を意欲のある組織に対して積極的に伝えていきたいです。エジプトは世界に類を見ない遺跡の宝庫で、それらが最新の技術で保存修復され大エジプト博物館(GEM)に展示されることを期待しています。

これから精査し、いずれ世界中に公開できるよう努めるつもりです。この支援で日本とエジプト両国の関係がより良くなれば嬉しく思います。

名前:末森薫

指導科目:保存修復研修計画

専門(関心)分野:文化財保存、美術史、文化遺産学

学歴・経験:国際基督教大学教養学部卒業(2004年)、筑波大学大学院世界遺産専攻修了(2006年)、筑波大学大学院世界文化遺産学専攻単位取得満期退学(2009年)。タイ・カンボジアのクメール遺跡、中国の仏教石窟寺院を対象に研究を行う。2009年6月から2010年3月まで、国立文化財機構東京文化財研究所国際協力センターに客員研究員として所属。

メッセージ:大エジプト博物館プロジェクトは日本の世界の文化財保護への貢献を担う非常に重要なプロジェクトであると自負しています。日本人として、エジプトの文化財保護の現場に携われることを誇りに思うと同時に、エジプト人の保存修復家育成を通して、将来におけるエジプトの如いては世界の文化財保護に少しでも貢献できるよう尽力して参ります。

<短期専門家>

名前:松田 泰典

指導科目:保存修復

専門:文化遺産保存学、保存科学

学歴・経験:東京農工大学農学部卒業(1979年)、東京藝術大学大学院修士課程修了(1981年・保存科学専攻)、㈱ミキモト真珠研究所勤務(1983~1993年)を経て、1993年東北芸術工科大学助教授(文化財保存科学コース)に就任。1999年教授、2001年文化財保存修復研究センターを設立し、センター長に就任。2009年まで同大で保存修復・保存科学の教育研究に従事する。この間、東北地方に残る文化遺産の調査・分析および保存修復プロジェクトを数多く手がけた。また1994年から2ヶ年にわたって、国際交流基金トルコ・アナトリア文明博物館保存科学者育成プロジェクトに従事した。2009年からJICA大エジプト博物館保存修復センター(GEM-CC)プロジェクトに参画している。現在、東京学芸大学および東洋美術学校非常勤講師。文化財保存修復学会理事、日本文化財科学会会誌編集委員長を務める。ICOM-CC、IRUG、マテリアルライフ学会ほかに所属。

メッセージ:完成すれば世界で有数の博物館となるGEMは、世界の垂涎の的である古代エジプトの考古遺物を数多く収蔵することとなります。そして、この博物館の収蔵品の保存管理を任される保存修復センターは、いま活動の端緒についたところです。このセンターを世界から注目を浴びるような素晴らしい保存修復機関に育てるのが私たちの仕事です。このようなプロジェクトに携わることができる幸運を大切にし、喜びを感じながら、皆さんとともに全力を尽くして参りたいと思います。

川上直彦、 JICA GEM-CC プロジェクト専門家紹介文

指導科目:業務調整/研修
専門(関心)分野:アッシリア学、西アジア考古学、文化遺産学、国際協力
学歴・経験:英国ロンドン大学オリエント・アフリカ学スクール(SOAS)文系国際教養課程課卒業(1995年)、英国リヴァプール大学文学部考古・西洋古典・オリエント学科卒業(1998年)、英国リヴァプール大学大学院人文科学研究科考古・オリエント学博士号取得(2005年)後、国士舘大学イラク古代文化研究所共同研究員(2005年~現在)として中東第三国ヨルダン王国ウムカイス・ローマ遺跡におけるイラク文化財復興支援JICAプロジェクト及び文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業プロジェクトである戦後イラクの社会基盤復興に活かす文化遺産学研究プロジェクトに従事(2005~2007 年)。その後、翻訳事務所(2007 年)における英語と日本語の翻訳業務及び(一財)日本国際協力システム(JICS)(2008年~2012年)での日本政府の無償資金協力プロジェクトに係る国際協力業務に従事した後、2012年9月より現職。
メッセージ:大学から長年に渡り主に英国とヨルダン王国にてアッシリア学、西アジア考古学及び文化遺産学について研究を行って来た。その後、約5年間に渡り日本の国際協力分野の調達代理機関JICSにてアフリカ諸国、旧ソ連諸国、東南アジア諸国、そして南米諸国に渡り日本政府の無償資金協力プロジェクト関連の業務に携わった。文化遺産と国際協力分野両方に係る知識と経験を発揮できるこのようなJICAプロジェクトに携わることができる幸運を大切にし、この度の大エジプト博物館保存修復センタープロジェクトの専門家の業務を通じて、日本の国際協力の観点から将来におけるエジプトの文化遺産保護に貢献できるよう努力したいと考えています。

<青年協力隊員>

名前:杉本 明子
指導科目:ITデータベース
専門分野:
ソフトウェア開発とデータベース構築
2003年、小樽商科大学商学部企業法学科卒業。
2003~2009年、日本でシステムエンジニアとしてソフトウェア開発を担当。
2009年から青年海外協力隊に参加。4ヶ月イエメンでシステムエンジニアとして活動後、現職に至る。
メッセージ:
まさか自分が考古学に関わることになろうとは思ってもみませんでした。
このような大規模プロジェクトで、様々な分野の専門家の方や若くて優秀な現地スタッフの方と一緒に働けることが夢のようです。
博物館のシステムで扱う文化財データは膨大で、システムエンジニアとしてのやりがいも感じます。
大エジプト博物館がエジプトの地図に刻まれる日を目指して、周りの方たちと一歩ずつ進んでいきたいと思います。

<前の専門家>

名前:中村 三樹男

指導科目:チーフ・アドバイザー

専門(関心)分野:開発協力、世界遺産 (2008年-2011年)

学歴・経験:中央大学法学部卒業(1970年)、英国ウェールズ・スウォンジー大学開発研究所修士(1978年)、総理府公正取引委員会(1965年)、JICA(旧OTCA1970年)フィリピン事務所、企画部評価監理課長、外務省経済協力局無償資金協力課審査官、英国事務所長、無償資金協力業務部次長、エジプト事務所長、札幌所長(2004年)、カンボジア日本人材開発センター所長、2008年7月から現職。

メッセージ:日本は人類共通の財産である文化財保護面の国際協力を推進しています。このプロジェクトでは既に紙や染織品・金属の保存修復ワークショップがカイロで開催され、日本でもエジプト人保存修復師への研修が行われています。また現在製作中の大エジプト博物館(GEM)のための包括的な文化財データベースは、GEM建設の重要な基礎情報となるばかりでなく、エジプト学に携わる世界の研究者や博物館関係者、世界遺産に関心のある皆様にも貢献するものと確信しています。今後とも文化財保存修復の人材育成と技術移転を進めてまいります。このプロジェクトの進展にご期待下さい。
名前:松田 真由美

指導科目:業務調整/広報(2008年-2011年)

専門(関心)分野:開発プロジェクト運営・管理、組織強化・制度開発、広報

学歴・経験:早稲田大学法学部卒業(1994年)、サセックス大学開発学研究所(IDS)開発学修士号取得(1996年)。1997年以降、大使館専門調査員やユニセフ・アシスタント・プログラム・オフィサーとしてインドやブラジルなどの社会開発プロジェクトの管理に従事する一方、とっとり政策総合研究センターや政策研究大学院大学研究員として国内外の社会開発プロジェクトの発展プロセスや市民参加の仕組みについて研究。2008年より現職。

メッセージ:

大エジプト博物館設立の基礎となるプロジェクトの一端を担うことができて光栄に思います。プロジェクトを実施する道のりは決して平坦ではありませんが、日々、プロジェクト・メンバーと試行錯誤しながら作り上げていく過程でたくさんの喜びや気づきがあります。そのような過程もこのウェブ・サイトで皆様と共有できたらと思います。

名前:鈴木淳

指導科目:ITデータベース

専門(関心)分野:データベース開発学歴・経験:1995年、近畿大学数学物理学科卒業。1995年4月にIT企業に入社し、2006年まで幾多のシステム開発を経験。2001~2002年に休職し、青年海外協力隊(システムエンジニア)に参加。2007年より現職。

メッセージ:

将来、エジプトのランドマーク的存在となるであろう博物館のデータベース作成に携われることを光栄に思います。現在はまだ不完全な情報のデータベースですが、

伏屋智美 (業務調整/研修)

2011年7月6日

指導科目:業務調整/研修
専門(関心)分野:文化遺産マネジメント、エジプト遺跡保存、エジプト考古学、地域開発と文化遺産
学歴・経験:早 稲田大学第二文学部卒業(2006年)、ロンドン大学考古学研究所遺跡マネジメント修士号取得(2007年)後、ゲティ保存研究所にて遺跡保存と観光イン フラの向上のための王妃の谷保存修復マネジメントプロジェクトに参加(2008~2010年)。(独)東京文化財研究所、客員研究員(2010~2011 年)を経て2011年より現職。
メッセージ:子どものころから古代エジプトに興味があり、大学からエジプトの文化遺産について研 究を続けてきました私にとって、エジプトの貴重な文化遺産の保存を担う保存修復の専門家を育成するそんなプロジェクトに参加することができ、喜びとその分 の責任を感じています。いま、エジプトは大きな社会変化の中にあります。その変化に合わせ、このプロジェクトがエジプトの保存修復に、日本の技術を通じ て、よい変化をもたらすことができるようにエジプト人専門家と協力して努力していきたいと考えています。よろしくお願いします。

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